◎花様年華/In the mood for love
あらすじコピペ:ウォン・カーウァイ監督がトニー・レオン、マギー・チャン主演で描く大人の恋愛ドラマ。1962年、香港。新聞社の編集者であるチャウ夫妻がアパートに引っ越してきた日、隣の部屋にもチャンが夫と引っ越してきた。チャンは商社で秘書として働いている。ふたりとも忙しく、夫や妻とはすれ違いが多かった。やがて、チャウは妻がチャンの夫と不倫していることに気づく。怒るチャウは復讐心からチャンに接近するのだが……。
とにかく各シーンが一枚の絵のよう。色鮮やかという訳ではなく、構図が計算されていて綺麗。ウェスアンダーソン作品からポップさを完全に無くした感じ。また、壁や鏡などで画枠の中に更に枠が作られていて、より印象的な映像になってた。
登場人物が少ない上に顔が映されるのはほとんど主人公の男女だけで、舞台も変わらないから、変化するもの=チャウとチャンの関係が引き立てられていた気がする。
情報を制限し、それを見せる構図を計算する事で、微かな変化や違和感を際立たせていてすげい。観ていて引き込まれちゃう。
この作品、同監督作品の欲望の翼と2046の間に入る、同世界の中編らしい。撮影もクリストファー・ドイルっていう人が担当しているようで、同じような映像が期待出来るのかも。観よう。
監督:ウォン・カーウァイ
公開:2000年
撮影:クリストファー・ドイル
リー・ピンビン
キャスト:チャウ/トニー・レオン
チャン/マギー・チャン